エネルギー

キャットフードと安静時エネルギー要求量

安静時エネルギー要求量という言葉を知っていますか。
人間に置き換えると、基礎代謝量といった意味です。
この安静時エネルギー要求量分に、猫の活動量をかけた分のキャットフードを与えれば、太らず痩せないという基準になる数値です。

この安静時エネルギー要求量というものが、餌をあげる基準の数値となります。
安静時のエネルギー必要量は、RERと示されます。
温かい普通の気温で、眠りから覚めて、餌を食べた後の12時間から、18時間に使うエネルギーの事をいいます。

安静時エネルギー要求量=70×体重の0.75乗です。

体重が3キロの猫だと、160キロカロリーとなり、5キロの猫だと、234キロカロリーとなります。
大人の猫だと、この安静時必要エネルギー要求量に1.2をかけたものが一日に必要な餌のカロリーとなります。
つまり体重が3キロの成猫は160キロカロリー×1.2=192キロカロリー、
体重5キロの成猫だと、234キロカロリー×1.2=280.8キロカロリーが1日に与える餌の必要カロリー数という計算です。

しかし、これはあくまでも基準の数値の計算方法となります。
このように計算した餌を与え続けてみて、痩せてくるようでしたらもう少し餌を増やし、逆に太ってくるようでしたら餌を減らすという措置が必要です。

キャットフードの与えすぎは、人間のように生活習慣病を引き起こす原因の一つとなっています。
猫の健康管理をする場合には、必要なカロリー数を計算して、ある程度でも把握しておくことが大切です。
それによって、キャットフードの分量を調節したり、新しいキャットフードに変更するときにも役立つと言えます。

人間も猫も、必要なカロリー数をオーバーすれば太りますし、足りなければ痩せてしまいます。
肥満用キャットフードも存在はしますが、できれば生涯必要ないものとしたいです。
食事を減らしたくなければ、運動に力を入れてみる等の工夫をして消費カロリーを増やす必要があります。
猫にもカロリー計算は必要なのです。